ヒザが痛いんですけど・・・
温めたほうがいいんでしょうか?
冷やした方がいいんでしょうか?
これ、「何を食べたらいいのか?」
と同じくらいに、ものすごく多い質問です。
ぶっちゃけ、どんな時に冷やしたり温めたりするといいの?
西洋医学的には、痛みが出てきた急性期には冷やして、
慢性期は温めるというのが正解と言われますが、病気や怪我の時期により違います。
急性期は炎症反応を起こしています。
血流量が増加し腫れていたり、発熱しているのです。
この時期に温めると、炎症をさらにひどくします。
だから安静にして、発熱を抑えること、つまり冷やすことが重要なのです。
急性期を過ぎると、慢性期になります。
慢性期には炎症はおさまってます。
痛めた箇所が疲労し、機能不全に陥っている状態です。
筋肉は硬くなり血流が悪くなり、疲労した局所に酸素と栄養が行き届かなくなっています。
だから重だるいような痛みが出るのです。
この時期には温めて血流を改善させ、痛んだ箇所には十分な酸素と栄養が行き届くようにしてあげることが重要です。
ですが・・・基本的には、痛い時には
温める、または 冷やす、だけでは痛みは和らぎますが、根本的には治りません。
特に冷やすことは、感覚を麻痺させているだけのことが多く、痛みはまたぶり返してきます。
温めるよりも、冷やす方が難しいのです。
東洋医学で、
『陰極めれば陽になり、陽極めれば陰になる』という言葉がありますが、
凍傷なんかは、まさにその理屈です。
極度に冷やしすぎると、やけどと同じ症状がでます。
風邪を引けば、基本的には冷やさない方がいいです。
けれど、あっためすぎると今度は汗をかいて免疫が下がって逆効果になったりもします。
何事もほどほどがいいということですよね。
東洋医学では、こういうバランスが取れたことを中庸(ちゅうよう)といいます。
痛みには、内臓から来る別の病気が隠れていることもあります。
それは素人にはわかりません。
総合的に診たいので、
やはり診察に来ていただく方がいいかと思います!
治療院に来てもらった時には
やはり、舌診(舌を見る)や脈診(脈を見る)をして総合的に見ます。
望・聞・問・切とは、望診・聞診・問診・切診という、
東洋医学の基本的な4つの診断の方法です。
この4つの診断方法をまとめて「四診」と言います。
望診・顔色や舌の色など、目で見て判断する方法です。
聞診・声の調子など、聞くことによって判断したり、臭いもここに入ります。
問診・患者さんにいろんなことを聞いて判断します。
切診・脈診(脈を見る)や腹診(お腹をさわる)など患者に触れて見る方法です。
「舌診」は目で見ることによる診断方法なので、
四診(望診・聞診・問診・切診)のうちの「望診」の手法のひとつです。
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