【症例紹介】リウマチ

治療

最近足の膝の調子が悪くて、病院に行ったら

関節リウマチで、

もう治らないと言われたんですけど…

多聞先生
多聞先生

安心してください。

ちゃんと原因がわかれば治療できます!

 

リウマチとは?

関節リウマチは、30〜50代の女性によく発症する珍しくない症状です。
ひとつの関節にとどまらず、左右対称性に全身の関節にこわばり、痛み、はれを生じ、進行すると関節が壊れます。
微熱、食欲減退、全身倦怠感(けんたいかん)などの全身症状や、目や口の乾きなど涙腺(るいせん)や唾液腺(だえきせん)、さらに、皮膚、肺などの関節外臓器の症状を伴うこともあり、膠原病(こうげんびょう)のひとつとして位置づけられます。

※膠原病~類縁疾患の多くが、厚生労働大臣によって難病に指定されています。
「免疫系疾患」に分類されていることが多いです。

関節の病気との認識でしたが、現在ではリンパ球の異常による内科的疾患と考えられています。

原因は何か

関節リウマチは自己免疫疾患だと考えられています。
免疫は、外から体内に入ってこようとする異物を排除して体を守る仕組みです。
本来、自分自身の構成成分には反応しませんが、何らかの原因によってこの仕組みが失調すると、自分自身の細胞や組織を異物と認識して、攻撃するようになります。その結果、炎症が生じます。

関節リウマチの原因は不明ですが、遺伝や感染する病気ではなく、免疫異常が関係しています。
「免疫」というのは、体に外から異物が入ってきた際に、それを見分けて攻撃し、体を守るシステムですが、「自己免疫」の病気では、このシステムに狂いが生じ、自分自身の体の一部を攻撃します。免疫の司令塔がリンパ球ですが、リウマチでも自分自身を攻撃するリンパ球が病気を引き起こします。
そもそも、「リウマ」とはラテン語で「流れる」という意味ですが、その理由は長い間不明でした。現在、自分自身を攻撃するリンパ球が、全身の関節や臓器に流れていき、あちこちの関節滑膜(かつまく)で炎症を起こして痛みやはれを生じ、皮膚、肺、涙腺、唾液腺などで皮下結節やリウマチ肺などの関節外症状を引き起こすと理解されています。

東洋医学による鍼灸治療

東洋医学では、リウマチは「痺証」(ひしょう)のうちの「着痺」(しっぴ)といいます。
「痺」(ひ)とは詰まって通じないことです。

「着痺」とは「湿痺」ともいわれ、湿気を原因としています。関節が重だるく痛み、固定性で、皮膚の浮腫やしびれ感を伴うことがあります。特徴として、雨天には痛みが増強します。
慢性化すると筋肉が降下し、関節が変形して動かなくなります。

関節リウマチを、風寒湿邪や熱邪が経絡(気・血・津液が運行する通路)を侵した病態と捉えています。
風寒湿邪とは風邪、寒邪、湿邪のことです。
これらの病邪を漢方薬で除去することにより、関節リウマチの治療にあたります。

風邪寒邪湿邪熱邪は、いずれも病因(病気の原因)の一種です。それぞれ自然界の風、寒冷、潮湿、火熱により生じる現象に似た症候を引き起こす病邪です。

経絡は、人体の基本的構成成分である気・血・津液が運行する通路です。
全身に分布して人体を1つの有機体として結び付け、生命活動を機能させます。
私たちは、経絡の流れが潤滑だと健康ですが、流れが滞ると体調を崩します。

外からの邪が、人体に入り込んで経絡(けいらく)を詰まらせてしまい、そのために気血(きけつ)の運行が悪くなると、肌肉、筋骨、関節に痛み、しびれ、重だるさなどが起こります。
それが続くと、関節が腫れたり、変形したり、曲げることもままならなくなり、そのために肢体の運動機能に影響するものもあります。これらをひっくるめて東洋医学では、痺証(ひしょう)と言います。
痺証にはリウマチのほか、指の痺れ、リウマチ様の関節炎、慢性関節炎、腱鞘炎、座骨神経痛、
頚椎症、五十肩、痛風、神経痛、筋肉痛などです。
また、侵入する邪の種類により
風=風痺(行痺)
寒=寒痺(痛痺)
湿=湿痺(着痺)
熱=熱痺
などと分類されます。
言葉をわざわざ覚える必要はありませんが、
これはいわゆる「風邪」をひくときの病因病理です。
リウマチは、体の弱りに乗じて、常に風邪をひいている状態なのです。

風=風痺・ふうひ(行痺・こうひ)

痛みや症状の場所が一定していない関節や筋肉の痛みです。
風は陽性の邪気でよく動くので、
痛みの箇所はところどころ移動します。
他の痺証に比べ、痛みはさほど強くないです。

上半身に痛みが出やすい
風は動きやすいだけでなく
まるで上昇気流のように上部を犯すので、上半身に症状が出やすいのが特徴です。

寒=寒痺・かんぴ(痛痺・つうひ)

痛みの部位は固定し動かず、
痛みは刺すようにするどく、血流を著しく滞らすために強い痛みが出ます。
冷やすと悪化 温めるとマシになるものが多いです。
関節が曲げにくくなり、寒邪は凝滞を主るので関節が引きつり、曲げ難くなります。
局所や体が冷えます。

湿=湿痺・しっぴ(着痺・ちゃくひ)

湿邪は粘っこい邪気です。
湿邪の多いものは、しつこく、長期化しやすいものが多いです。
関節が腫れて、重く感じ、痛みの場所は固定します。
体が重い
湿邪がため
、膚にしびれが出ます。
湿邪が気血をの流れ塞ぎ、しびれ感が出ます。

熱痺・ねっぴ

関節、筋肉が赤く腫れ、熱感を持ちます。
発熱、口渇を伴いやすく、
熱がこもっているので
熱を消そうと体が、冷たい飲み物、アイスクリームなどの冷たいものを欲しくなります。

治療は、体に入った湿気を払うことです。
なので、その原因は何か、がとても大事なのです。

 

多聞先生
多聞先生

体調不調を感じたらぜひ玄武堂にご相談を!
http://www.genbudou.com/
電話だけで治療する
リモート(遠隔)治療もやってます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました