目にものもらいが
出来てしまったんですけど、
こんなのも東洋医学で治せますか?
お任せください!!
ものもらいとは
「ものもらい」には二種類あります。
一般的な「ものもらい」は、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)といって、まぶたの分泌腺に、黄色ブドウ球菌などの雑菌が感染し化膿したものです。
始めに痒みを感じ、次第にまぶたが赤く腫れるようになり痛むこともあります。
化膿すると、そこから膿(うみ)が出ます。
まばたきをしたときに、異物感を感じたりするのでわずらわしい病気です。
もうひとつの「ものもらい」は、霰粒腫(さんりゅうしゅ)といって、触るとコリコリとしたシコリのような感じがあります。
あまり痛みはありません。
ただし、化膿すると痛みを伴うこともあります。
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と違って、しこりができたままの状態が続きます。
このしこりは、細菌による炎症ではなく、マイボーム腺と言う脂肪の腺が詰まってできた脂肪のしこりです。
そのまま放置すると、同じ状態が数ヶ月以上続くこともあります。
「ものもらい」の原因
目のまわりが不衛生でバイキンが原因となることが多いようです。
麦粒腫の場合は、まぶたについている細菌が、まぶたの分泌腺にはいっておこります。汚い手で、目をこすったりした場合や、髪の毛が目にかかっている状態の人がなりやすいのです。
霰粒腫の場合は、涙の成分を分泌する小さな腺がふさがることが原因のようです。
やはりこれもまぶたやコンタクトレンズの清潔さと関係しますので、ご注意を。
西洋医学での治療
麦粒腫の治療
麦粒腫の治療は、抗菌の点眼液や軟膏の処方が主で、場合により抗菌物質の飲み薬を服用することもあります。
かゆみが強いときは、目の周りを冷やすと少し落ち着きます。
治療開始後、1日~3日位でかゆみや痛みがひき、1週間ほどで腫れがとれてきます。
膿がたまって大きくなってしまった場合、必要に応じて、まぶたを切開して膿をだすこともあります。
この時期は、かゆくても、まぶたをさわらないようにして、コンタクトレンズ装用を控えるようにしましょう。
霰粒腫の治療
一方、霰粒腫の場合は、毎日数回、温湿布を行って治療します。
温湿布で治癒が早まります。
治療しなくても1カ月ほどで消失することがよくあります。
しかし、しこりが大きくなり、角膜を圧迫するような可能性があれば、局部麻酔をかけて手術で切開します。
角膜が圧迫されると、乱視を引き起こすこともあり、目の健康によくないからです。また、しこりのまわりに副腎皮質ホルモンの注射をして吸収させる方法もあります。
東洋医学による鍼灸治療
東洋医学では、「麦粒腫」に相当する、眼瞼のふちに生じる小さな塊のことを「眼生偸針(がんせいとうしん)」といい、俗に「針眼」「眼瘡」といいます。
眼瞼は脾胃に属するところから、「土疳」「土痬」ともいわれます。
実証・熱証のものと虚証のものに分けられます。
風熱の針眼は、風熱の邪が瞼に侵入して経絡を阻滞し、その部分の気血が滞ったために発生します。
特徴は眼瞼の症状が軽度で、初期には発赤・腫脹・熱感・疼痛が軽く、次第に増強したのち、数日で消えるか潰れて治癒することです。
全身症状がありませんが、風熱表証を呈します。
治療法としては、疏風清熱、熱を取り去り、風を払います。
熱毒の針眼は、辛辣なもの・熱いものの嗜好で熱毒が生じ、熱毒の邪が上衝したために発生します。
特徴は眼瞼の発赤・腫脹・熱感が強く、甚だしければ眼球結膜が腫脹して疼痛を伴い、夜間には症状が増悪し、便秘・口渇などの脾胃湿熱の症状を呈することです。
虚証については、まず気陰両虚の針眼があります。
気陰両虚の針眼は、熱病の後期に見られ、気虚で運化が不足し、陰虚で虚火が上炎して、瞼の気血が滞ったために発生します。
特徴は、虚火なので、局所の発赤・腫脹・疼痛がつよくなく、塊も堅いところと軟らかいところがあり、倦怠無力感、息ぎれ、食欲不振などの気虚の症状や潮熱・便秘などの陰虚の症状を伴うことです。
治療法は益気滋陰で、陰を養い、気を整えます。
脾気虚の針眼は、瞼は脾に属すので、脾虚のために風熱の余毒が瞼に残って排除されないことによって生じます。特徴は反復して発症し、難治であり、食欲不振、泥状便などを呈することです。
まとめ
- ものもらいには麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と霰粒腫(さんりゅうしゅ)の二種類がある。
- 目のまわりが不衛生でバイキンが原因。
- 東洋医学的には、さらなる原因を探り、根本を解決していきます。
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