【症例紹介】近視・遠視・乱視

治療
多聞先生
多聞先生

人が受ける情報の8割は視覚!

なので、視力に問題があったら大変です。

東洋医学による鍼灸治療

1.近視

近視とは、近くはよく見えるけれど、遠くは見えにくいことをいいます。

東洋医学的には、近視は2つに分類されます。

①気虚神傷による近視
多聞先生
多聞先生

体の疲れや目の過度の疲労などによって、
心気が消耗して神光が不足し、
陽気が発越できないために起こります。

心気が消耗して神光が不足し、
陽気が発越できないって??

多聞先生
多聞先生

要するに

目の酷使が原因による近視です。

働き過ぎ・明かりの元で細かい字を読むなどによるものです。

遠くを見るには陽気(生体エネルギー)が必要とされるので、
目を使いすぎから来るエネルギー損傷から遠くを見ることが難しくなる。

近くはよく見えるけど、遠くが見えにくい、という症状の他に、
身体の症状は、寝てる時に夢を多く見る、
忘れっぽい、強い倦怠感を伴う、脈が弱々しくなったりもします。

②肝腎虚損による近視

五臓の「肝」は「目」と密接に関係しています。
そして「腎」は「肝」の栄養供給のバックアップを行っています。

慢性病や過剰な精神抑鬱・過剰な性生活などによって
「肝」や「腎」が虚損することで
「目」の栄養不足が生じることが近視になります。

視界が暗く遠くがはっきり見えない、そんな症状の他に、
身体の症状は、膝腰が重だるい、尿をすっきり排出できない、
残尿感を感じる、まれに勃起不全なども引き起こします。

東洋医学的には、近視は
「目の根本に病気はなく、近くははっきり見え、遠くはぼんやり見える状態」です。

2.遠視

遠視とは、遠くが見えて近くが見えにくい、あるいは近くより遠くの方が鮮明に見えることを言います。
遠視はすべて虚証です。

まず、陰精不足が上げられます。房事不節、食事の不節制、疲労、過度の悲嘆などで、陰精が消耗して起こります。特徴は、陽火が外に発越するので遠くはややはっきり見えることのほかに、手足の火照り、口や咽の乾き、遺精、寝汗などがあります。

いずれにせよ、近視・遠視・乱視すべてに共通する治療は、神光の元となる陰陽のバランスを整えることです。

近視・遠視・乱視とは

近視・遠視・乱視は、どれも屈折異常のことです。
普通眼球に入ってきた光は眼組織の中で屈折し、網膜の上で焦点を結びます。

目を楽にした状態でこの焦点がうまく合うのは正視といいます。

近視は屈折力が強すぎ、網膜の手前で焦点が合ってしまいます。
近視は、「眼のピントがズレること(網膜の前に像ができる)」状態です。
目の奥行(眼軸)が長くなっていることが多くの原因です。

そのため近くは見えますが遠くはぼやけてしまいます。

近視は、
角膜から網膜までの長さが正常より長すぎるために起こる軸性近視
と、
角膜や水晶体の光を曲げる力が強すぎるために起こる屈折性近視
に分けられます。

遠視は、
屈折力が弱すぎて、網膜の後ろで焦点が合ってしまうため、近くも遠くもぼやけてしまうことで起こります。
目の調節力を働かせれば遠くにピントを合わせることは出来ます。
これは”遠視だから遠くがよく見える”ということではなく、無理に調節していると考えて下さい。
このため、遠視の人は疲れ目になりやすいのです。

乱視は、
角膜の形状がきれいなドーム型ではなく、楕円にひずんでいる時に起こります。
目の縦と横の屈折度が異なる結果、焦点がどこにも合わず、遠視以上に目が疲れやすいといわれています。
また、乱視は近視や遠視の目にも起こります。

近視や遠視にプラスして乱視にもなるということです。

西洋医学ではどんな治療をするの?

近視・遠視・乱視・といった屈折異常がある時、基本的にはメガネやコンタクトレンズで矯正することになります。
メガネにするか、コンタクトレンズにするかは、見た目、使い勝手も大切ですが、自分の目にあっているかどうかを考えた上で選びましょう。

ドライアイの人や花粉症の人、あるいは目の病気にかかっている人は、基本的にメガネの方が楽です。
コンタクトレンズは目に直接つけるものなので、このような症状のある人は、目に傷がつきやすかったり、症状を悪化させてしまうこともあるからです。
また、手入れが簡単で気軽に使えるというのもメガネの長所でしょう。

一方、メガネは眼球と一緒に動かないという欠点があります。
近視用メガネの場合、縁の方にどうしてもゆがみが出てしまうのですが、これは度数が高くなればなるほど、ゆがみのない部分が狭くなってしまいます。
目にとっての負担が大きくなるのです。
強度の近視の人は、コンタクトレンズ向きです。
その他、強度の乱視の人、左右の視力差が大きい人などもコンタクトレンズの方がモノを見るのが楽です。

眼科医とよく相談した上で自分に合った矯正方法を選んでください。
また、コンタクトレンズを使う人も、目に異常が起きたり、コンタクトレンズをなくしてしまうなどといったときの為に、メガネを作っておくといいです。
そして、合わないレンズは目の疲労の原因になるので、年に一度は眼科を受診し、メガネやコンタクトレンズの度が合っているかどうかを調べましょう。

更に、最近ではレーシック手術などによって
屈折異常を矯正する方法もあります。

多聞先生
多聞先生

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