陰陽五行説って何か知ってますか?

五行

今日、5月5日はこどもの日ですが・・・

節分で『立夏』です。

暦の上では今日から夏になります。

節分と言えば、『豆まき』する節分を思い浮かべる方が大半でしょう。

その日は『立春』です。

2月の始めなのでまだまだ寒いですが、暦の上ではその日から春になります。

お気づきでしょうが、『立秋』『立冬』もあります。

そしてその日が節分となります。

とにかく・・・今日『立夏』から7月くらいまでの間は、物事が大きく動いていくときです。

初夏から夏にかけては一番動きやすい時期となります。

現実的、具体的に世の中や時代が変わっていくはずです。

多聞先生
多聞先生

陰陽五行はご存知ですか?

木火土金水(もっかどこんすい)と言いますけど。

占いで使われる何か、ですか?

多聞先生
多聞先生

そうなりますよね。

ちょっと説明しますね〜。

 

 

万物は「五行」でできている!

世の中のすべての事象は、木・火・土・金・水という5つの要素で説明される、というのが五行の考え方です。

「五行」によって自然界を分類したとき、わかりやすく示したものが「色体表」(下の図)と「五行表」です。

 

「五臓」が「五行」に相当するように、季節や色、味といったさまざまな要素もまた、相当する「五行」の属性を持ち、相互関係にあります。

 

そして「陰陽説」。

これはこの世界のすべてを陽(プラス・能動的・前進・積極的)などと言ったいわゆるポジティブな面と
陰(マイナス・受動的・後退・消極的)などのネガティブ の2つに分ける考え方です。
陽は男性性、陰は女性性を表します。
動と静、明と暗、熱と冷、対立する2つの性質に万物の中に見れるという考え方です。

その陰陽の象徴的な図が「太極図」(下の図)です。


下に向かう黒い部分が陰、上に向かう白い部分が陽で、陰が強くなれば陽へ転じ、陽が強くなれば陰にやがてなる、と表されていると言われています。

時の移り変わりは陰と陽で表されます。
例・昼から夜へ、夏から冬へ・・・。
陰陽の真ん中には相反する黒い点があるのは、いくらどちらかが強くなっても完全な陰も陽もないということを表しています。

 

季節や色、形から始まり、感情、味覚、臓器も含めすべて下の図のように、五行によって語ることができるとされています。

 

これらを合わせて「陰陽五行説」と呼ばれ、漢方医学や鍼灸医学などの中国医学でも用いられています。
日本では風水や占いの分野で馴染みが深いかもしれません。

多聞先生
多聞先生

だけど…これだけでは、よくわからないですよね?

 

五行をどう使っているか、の実際。

 

例えば、鍼灸の世界では・・・木の要素。

木は、上へ上へ伸びていく性質をもっており、上から押さえつけられることを嫌います。

春はのびのびと過ごすと良い季節、風が強く吹くので伝染病やウイルス性の病気に気をつけなくてはいけません。
また冬に不摂生をしていると春に肝に不調がでます。
肝血が足りなくなると目がショボショボしたり筋肉がつったりします。
肝気が上へ昇りすぎるとイライラして怒りやすくなります。
そうした方の顔色は青いです。
また酸っぱい味は肝を養いますので、肝が弱っている方は酸っぱい味を好みます。

肝が不調になると消化器系に影響を与え、胃もたれ・食欲不振・下痢といった症状が起こることがありますし、肝の不調の原因が肺にある場合もあります。

いずれにしても肝は冬に養うと良い臓ですので、冬の過ごし方も考えましょう。

・・・といった風に考えていきます。

先生・・・
さらにわからなくなりました!
私には全然わかりません!

 

多聞先生
多聞先生

・・・ですよね・・・
次回からはもう少し具体的にご説明します!

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