「心」は「火」です。
なかなか激しい臓器です。
最近、心臓の動きが
よくないと言われたんです。
それは心配ですよね。
「心」は意識や精神活動にも通ずる考え方
「心」は、五行では、「火」に属します。
西洋医学で言うところの「心臓」という臓器ですが、
それだけの意味ではありません。
機能としての循環の原動力としてのポンプ役はもちろんですが、
意識や精神活動、脳の働きに関係する部分も「心」の働きとしてとらえることが出来ます。
「熱」というのが「心」を語る上でのキーワードになります。
ガンの発生には低体温という体質、体調が関係していると言われています。
だからでしょうか。
「心臓ガン」という疾患はあるにはあるんでしょうけど、一般的には
あまり聞きません。
それほどまでに「心」は熱と一体なのです。
熱はそもそも発散します。
「心」も氣は広がることに関係しています。
心臓疾患は熱が発散できないことが関係していることが多いのです。
このような状況のことを「内熱」と言います。
熱の陽氣にむされて、身体の中の陰氣がたりアクなってしまうことから「陰虚内熱」とも言います。
典型的な例はリウマチです。
リウマチは発散すべき熱が内に籠もってしまうことから起こります。
そして、骨のような硬い組織まで変形させてしまいます。
間接的に睡眠とも関係します。
「心血」は、心が安まる状態を指し、「心血虚」となると、 心血不足から不安感が強まり、不眠や不眠まではいかなくても、浅い眠りや、たくさん夢をみたりもします。
「心」の異常が「小腸」に及ぶと、口内炎や尿の色が濃い、 残尿感や排尿時の灼熱感など、「小腸」の機能と関係する症状が出ます。
それくらいに「心」は、「小腸」との関係が深いのです。
五行で言うところの「火」のまとめ
火が燃えて温められたり、温度が上昇するなど炎上しているエネルギー(まき)が供給されている様子のイメージで、身体の中では「心」です。
東洋医学では「心の苗」が舌と言われています。
イメージは、心臓という球根から生えた芽が口の中の舌、ということです。
舌の診断はそのまま「心」の熱の状態を表しやすいです。
心臓は血液を循環するポンプ機能と、
大脳の働きによる神経や心にも影響を及ぼします。
動悸・息切れ・少しの動作での汗・左の肩甲骨の凝りなどのトラブルが出ます。
心は「火」を司ります。
臓器エネルギーは「心臓」と「小腸」です。
心臓については…
循環器系と中枢神経を司るところです。
常に休まず働き、火熱を生み出すので、火の臓と言われています。
脳に血液を送り、中枢神経や脳に栄養を、巡らせる働きもあります。
- 血液循環をして全身に栄養を与える。
- 精神の統括・充実。
- 味覚を正常に保つ。
- 五臓六腑を統率。
弱ると出て来る症状
「火」が多いと…
- 動悸
- 不眠(夢が多い)
- 不安感
- 胸の苦しさ
- 意識の混迷
- 心筋梗塞
「火」が少ないと…
- 呼吸が弱い
- 無気力感
- 倦怠感
- めまい
- 脈が細い
- 無気力感
- 少しの動きでの汗が出る
- 舌が淡白
症状は舌にいち早く現れ、ろれつが回らなくなったりもします。
小腸については・・・
胃で消化された食べ物をさらに消化して、栄養分と残りカスに分類する臓器。消化活動を助けるます。
弱ると出る症状
- 軟便
- 手足の冷え
- 下痢
- 下腹部の痛み
- 寒がり
- 顔面が青白い
- 尿の出しぶり
心を補う食べ物
- 臓を補う肉 羊
- 臓を補う五穀 きび
- 臓を補う五菜 らっきょう
- 臓を補う五果 あんず
苦(く)にがいものです。
心臓に働きかけて、体内の熱をしずめる作用があります。
下痢などの軟便を固める作用、肺の働きにも影響します。
もちろん、胃・脾臓の働きを助けます。
タイム・セージ・うこん・オクラ・よもぎ・かぶ・ごぼう・酢、など
苦味の食材は、心臓の働きを高める作用があり、脾の働きを応援します。
体内の熱をしずめる作用もあり、精神も安定させます。
まとめ
心は季節で言うと「夏」です。
陽気なイメージで火が燃えて温められたり、温度が上昇するなど炎上しているエネルギー(まき)が供給されている、そんな様子です。
- 暑い時期に病気になりやすいです(熱邪)
- 臓が病むとよく喜ぶ症状は顔面及び舌に現れます。
- 舌が紅色になったり、巻き舌になったりもします。
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