腎臓ってどんな臓器か知っていますか?
尿を作るところとしか・・・。
そうですよね。でもこの「腎臓」が
世界の研究者から熱い注目が集まってるんですよ。
腎臓を守ることが命を守ること
以前のNHKスペシャル「人体」でも放送されていたんですが、
腎臓が、血液中の酸素量や血圧と密接に関係していることがわかってきています。
五行での「腎」は「水」を司り、「生命の素」とも言われる精気を貯蔵する場所だと言われています。水なので、体内の潤いを貯め、老廃物を排出してくれる役割もあります。
さらには、各臓腑を温める役割も腎の役割です。
腎の働きが低下するとむくみや冷えを招き、ホルモンにも関わっているので、月経痛や不妊の原因にもなります。
腎は知能にも関連していて、腎が弱ると認知症になるとも言われています。
東洋医学では、このように昔から言われていましたが、西洋医学では、長い間ただ腎臓、という機能だけでした。
ですが、近年血液をろ過しておしっこがつくられる時に、同時に、巧妙な仕掛けによって「血液の成分調整」が行われています。
腎臓の本当の役割は、おしっこをつくることではなく、血液の成分を厳密に適正に維持する、「血液の管理者」だったということが解明されてきました。
全身のさまざまな臓器と情報交換を行っているため、例えば、重度の高血圧患者の方も一見無関係な「腎臓」を手術することで、見事に血圧が正常範囲まで下がることまでわかってきました。
腎臓は、あなたの寿命をも左右する、
人体の「隠れた要」であることがわかってきたんです。
アスリートの高地トレーニングは腎臓を鍛えていた!
標高およそ2000mにあるプールで行われる「高地トレーニング」。
アスリートがよくオリンピック前とかに合宿をしたりしているので、
ご存知な方も多いかもしれません。
水泳の選手とかは、酸素の薄い高地に着いて、さっそく泳ぎ始めます。
練習後に血液中の酸素量(血中酸素飽和度)を計測すると、80%台なるそうです。
平地では通常96%を切ることはありません。
これでは体がたいへんな酸欠状態です。
ところが、それから2週間後。
ふたたび練習後に測定を行うと、90%を超える値に回復します。
これが「高地順応」と呼ばれる現象です。
ニンゲンの身体って本当によく出来ていますよね。
体が酸素の薄い環境に見事に適応するってそういうことなんです。
五行で言うところの「水」のまとめ
腎は生命エネルギーの源です。
腎が弱ると生きるチカラが弱まってしまいます。
老廃物の代謝が悪くなり、身体を温める機能の低下。臓が弱ると老化にも繋がります。
腎は「水」を司ります。
臓器エネルギーは、腎臓や膀胱です。
腎臓については、
その働きは、精(生命エネルギー)を蓄え、泌尿器、生殖器系の機能を保ちます。
精子を作ったり、生理、性欲、妊娠にも影響します。
- 生殖、成長の働きを担う。
- 骨や脳を作り出す。
- 尿を作って排泄する。
- 腎臓、副腎、生殖器の統括する働きをする。
腎臓が弱ると…
- 老化現象が起こります
- 発育の遅れが出ます
- 尿が出にくくなります
- むくみます
- 骨がもろくなります
- 腰が曲がります
- 生殖機能の低下(不妊・インポテツ)が起こります
- めまいがします
- 頭痛がします
- 難聴が起こります
- 耳鳴りがします
- 歯が抜けます
- 白髪になります
膀胱については、
津液を蔵す、尿を溜めて排泄します。
膀胱が弱ると…
- 尿の出が悪くなります
- 尿が漏れます
- 頻尿になります
- トイレに行く回数が増えます
この中に思い当たる症状があれば、その臓が弱っているということになります。
当てはまる数が増えれば増えるほどにその臓はとても弱っているのです。
複合的に弱りやすい、病気になりやすいなどの臓がある方は注意すべきです。
医療検査で数値として現れてはいない早期の間に対処が必要になります。
腎を補う食べ物
- 臓を補う肉 豚
- 臓を補う五穀 大豆
- 臓を補う五菜 大豆の葉
- 臓を補う五果 栗
鹹(かん)塩味です。
腎の働きを高める作用があり、肝臓の働きも応援します。
身体に出来たしこりを柔らかく排出する作用が強い骨や脳を作り出し、生殖にも深く関わるところですので、ホルモンバランスをよくしてくれます。
生命エネルギーを蓄える場所でもあるので、水の五行を補うためには
以下にあげる食材をよく摂ってください。
緑豆、あわ、大麦、のり、鴨肉、しょうゆ、塩、みそ、鮭、サバ、たら、はまぐり、あさり、しじみ、ホタテ貝、かき、えび、かに、いか、くらげ、こんぶ、わかめ、ひじき、豚肉。
こう見ると、水辺で採れるものが多いのが印象的ですね。
ただし、鹹(かん)塩味を多く摂ると相剋(そうこく)関係にある、火の心臓を弱らせるので注意が必要です。
まとめ
「腎」は季節で言うと冬です。
- 寒い時期に臓が痛みやすくなります(寒邪)。
- 物事を恐れ不安になることが多いと臓を痛めます。
- 症状は髪が抜けたり、白髪になったり耳や性器に現れます。
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