【症例紹介】チック症の子どもさん。

多聞先生
多聞先生

ストレスからチック症が出ている子どもさんが

いらっしゃいました!

先生、チック症ってどんな症状ですか?

チック症って何でしょう?

パチパチとまばたきを繰り返す、
肩をすくめる・・・など繰り返してしまう動きのことです。

本人は意図しない動きなので、はたから見ると不自然に感じます。
この体の一部が動く「運動チック」の他にも、

「あ」「あ」「あ」と意味なく声を出す、
フンフンと鼻をならす・・・など発声にかかわる器官で起こる「音声チック」もあります。
動きの特徴からそれぞれ「単純チック」と「複雑チック」に分類されています。

「単純チック」は動きに目的がなさそうにみえるためにチックだとわかりやすいですが、
「複雑チック」は体の複数の部位が同時に動いたり、目的がありそうに見えるので、チックとわかりづらいのも特徴です。

チックの特徴

一般的には、チックは4歳〜11歳の子どもに出やすい症状と言われています。

ストレスが高まり、緊張する時、緊張が解けた時に増えます。
だから、リラックスすると出やすくもなります。
一方、集中しているときは減ります。
睡眠中にはほとんど出ません。
疲れていると増えて、発熱で減少する傾向もあるそうです。

短い時間であれば我慢できるけれど、止めることはできないということなので、
気にしている子どもにとっては大変です。
チックが出る前に「動かしたい」「声を出したい」という衝動が起きることもあります。

ストレスの原因によっても治療の仕方が変わる

多聞先生
多聞先生

来られた子どもさんは幼稚園の年長さんで、
小学校のお受験の過剰なストレスを抱えてらっしゃいました。

ストレスが溜まると身体は発熱します。

今回は、身体の中から発生するストレスによる熱が原因でした。
なので、頭の方の熱を抜くツボに鍼をあてました!

熱というのは、震え(震戦)は内風(ないふう)と言って、
流動性があるものです。

例えば、ろうそくの炎がゆらゆらと揺れる、あんなイメージです。

逆に冷えは、停滞性を生みやすくなっています。

水がさらに冷えると氷になる、そんなイメージです。

陰陽五行で言うと・・・

ストレスも五行で例えることもできます。

木:肝と怒りのストレス
火:心と喜びのストレス
土:脾と思慮のストレス
金:肺と悲しみのストレス
水:腎と怖れのストレス

が、それぞれ関係が深いとされてます。
そして、臓腑と感情の関係は相互に行き来するのです。

五行と感情については以前のブログで書いたことがあります。

怒りを封じ込めると病気になる!五行と感情の仕組み
https://hashimoto-tamon.com/ikariwohujikomeru/

例えば、
①悲しみを抱えている人は肺を病みやすい
②肺の調子が悪いと悲しみを抱えていることが多い
というように因果関係がどちらにも成り立つと考えられています。

という事は、これを逆手にとって、
悲しみたくはないのに、ものすごく悲しい!という時は、
肺を大事にしてあげよう、ということも言えます。

このように、どんな原因のストレスか、ということで治療の仕方も変わってくるのです。

一度どの臓が調子悪いのかを考えてみるのも、
感情のコントロール、苦手だなという方は、いいことなのかもしれません。

多聞先生
多聞先生

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