食べ物にも陰陽がある。

陰陽

多聞先生、
身体にいい食べ物を教えてください。

多聞先生
多聞先生

よく聞かれることなんですが、
陰陽五行の原理でお知らせしています。

『陰陽五行説』とは?

この世の中の全てのものは「陰」と「陽」。
そして五行(=木・火・土・金・水)にわかれており、これらをバランスよく保っていると健康だけど、ひとたびバランスが崩れると病気の原因になる。という考えられているのが、『陰陽五行説』です。
原理は単純ですが、これこそが森羅万象の大原則です。

東洋医学の根本となり、風水学の基本にもなっています。

『木』 季節は春

弱ると…
肝臓が弱ることで起こる 自律神経系の病気など
・うつ病・睡眠障害・肩こり(右)
・じんましん。筋肉痛など

取るとよい食べ物
酸っぱい、青いもの
・梅干し・ほうれん草・小松菜
・大麦・ふき・菜の花・レモン
・ひじき・しじみ等

『火』季節は夏

弱ると…
心臓に負担がかかることになる 脳神経系の病気など
・血液循環障害・高血圧
・息切れ・心臓病など

取るとよい食べ物
苦い・赤いもの
・トマト・くるみ・ゴーヤ
・パセリ・春菊・大根の葉
・よもぎ・赤味噌等

『土』季節は土用

弱ると…
脾臓が弱ることによる 免疫系の病気など
・肩こり(左)・胃下垂
・食欲不振・貧血・下痢など

取るとよい食べ物
甘い・きいろいもの
春・キャベツ・菜の花
夏・コーン・南瓜
秋・豆・さつまいも
冬・米・甘酒など

『金』季節は秋

弱ると…
肺が弱ることによる リンパ系の病気など
・呼吸器・皮膚病・脱腸
・喘息・中耳炎・鼻炎

取るとよい食べ物
辛い・白い食べ物
・大根・玉ねぎ・レンコン
・里芋・きのこ類・生姜
・白ネギ・玄米など

『水』季節は冬

弱ると…
腎臓が弱ることによる 内分泌系の病気など
・肩こり(両方)・膀胱炎
・腎臓病・子宮病など

取るとよい食べ物
塩辛い・黒い食物
・味噌・醤油・梅干し・漬物
・根菜類・海藻類・豆
・そば・黒ごま・きくらげなど

それぞれの季節で摂った方がよい食べ物などをサクッとまとめて
ご紹介しました。

陰陽の食べ物

食べ物には体を暖める食べ物と冷やす食べ物があり
その原理は陰陽にあるといわれています。
陰陽とはマクロビオティックの原理であり、
東洋の伝統的な世界観でもあります。

食べ物は『陰陽』で分けることもできます。

『陰性の食べ物』は、身体を冷やす作用のある食べ物です。
『陽性の食べ物』は、身体を温める作用の食べ物です。

五行説よりも覚えやすいのでぜひ取り入れてみてください。
『陽性の食べ物』を食べると、『冷え性』を改善することができます。
『冷え性』は万病の元と言われます。

ただ、陽性の食べ物でも身体に悪いものもあり、
食べてもいい陰性の食べ物もあることもぜひ覚えておいてください。

陰のものをとりすぎてもいけないし陽のものをとりすぎてもいけません。
何事もバランスが大事です。

【陰性】身体を冷やす食べ物

夏場などに安心して食べるとよい食物

・緑黄色野菜(旬の野菜)
・野草・海藻 など

とりすぎ注意の食物
・アボカド・キャベツ・ナス・トマト
・牛乳・緑茶・酢・うどん など

要注意食物
・添加物
・砂糖・スナック菓子・チョコレート
・アイスクリーム・インスタントコーヒー
・アルコール・ジュースなど

【陽性】身体を温める食べ物

冷え性改善に安心
・みそ・醤油・大根など
・梅干し・自然塩・納豆・そばなど

とりすぎ注意の食物
・しじみ・イカ・タコ・ナマコ・カキ
・小魚・川魚など

要注意食物
・肉・ハム・卵・ソーセージ
・チーズ・貝類・赤身の魚など

 

多聞先生
多聞先生

陰陽は、ひとつの食べ物の中にもあります。
例えば大根や人参の根菜は、
葉の部分は陰で、根の部分は陽です。
陰陽の調和はその両方を取る事でできるのです。

 

『中性』の食品もある。

『陰性』と『陽性』の間『中性』の食品もあります。
玄米・かぼちゃ、ごま、りんご、イチゴ、さつまいも、コンニャクなどです。
陰性食品を食べすぎては、陰性体質過多になります。
陽性食品を食べ過ぎては、陽性体質過多になります。

陽性体質に傾きすぎると、血液が濃くなります。
だから高血圧、不眠症、ヒステリーになり易くなるといわれています。
冷え症の方は、できるだけ陰性食品を避け、陽性と中性食品を摂るように心がけるとよいようです。

陰性といわれる生野菜は、ゆでたり、炒めたりと熱を加えることで、体を冷えにくくすることができます。

 

今の日本人は陽性をとりすぎて高血圧になったり
陰性を取りすぎて体を冷やしがちな両極端に分かれている人が多いようです。
両方バランスよくとって健康生活を目指しましょう。

多聞先生
多聞先生

何事もバランスが大事です!

 

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