【症例紹介】新型コロナウィルスの後遺症

治療

最近コロナになって陰性になっても

後遺症に悩んでいる人がいるって聞きましたが

実際のところはどうなんですか?

 

多聞先生
多聞先生

コロナの後遺症で当院に来られた方

いらっしゃいました!

人に伝染らない状況になっても症状は改善しないのはホント?

 

日本全国で、連日新型コロナウィルスの感染者数の話が語られています。
PCR検査で陰性になり、人に伝染らない状況になっても、その後遺症に苦しんでいる方も多いと
そんな報道もなされています。

 

多聞先生
多聞先生

実際にけん怠感や息苦しさ、それに味を感じない味覚障害といった新型コロナウイルスの“後遺症”とされる症状に悩む人は多いようです。

 

患者は新型コロナに感染したものの、症状が軽い「軽症」とされ、宿泊施設で療養したあとに“後遺症”とされる症状を訴える人が多いということです。

 

2020年12月28日のNHKの報道によると

症状を詳しく分析した378人が訴えている症状(複数回答)
▼けん怠感       97%
▼気分の落ち込み    86%
▼思考力の低下     83%
▼頭痛         77%
▼体の痛み       77%
▼息苦しさ       73%
▼動悸         71%
▼不眠         71%
▼食欲不振       63%
▼脱毛         52%
▼嗅覚障害       35%
▼味覚障害       27%

また、患者のうち114人は、1週間のうち半分以上を自宅で休むという寝たきりに近い状態になっているということです。

 

『ホテル療養の間はだるさに気が付かないが、療養が終わった後、いざ会社に行く、学校に行くとなった時に強いけん怠感に気付く。呼吸がしづらいとか、どうきが強いとか、嗅覚、味覚障害とか、多様な症状を一度に訴える人が多いです。後遺症があってつらいことを誰も知らない、みんな自分のことを怠け者だと言うなど、見放された気分になり、孤独感が強くなる。ただ、調子が悪い時には無理に動かないなど、しっかりと対応すれば改善していくので、後遺症を診てくれる診療所が増えてくれたらと思います』

そういう、東京都内の診療所の先生の話をお聞きしましたが、
地方の診療所では「後遺症は診られない」と言われることも多いとのことです。

そんな中、当院にも後遺症の方がやってきました。

 

新型コロナの後遺症は鍼は有効かも!

 

多聞先生
多聞先生

確信を持って言えませんが、

後遺症に悩んでらっしゃる方には、東洋医学の鍼灸は

有効な治療法ではないか?とは思っています。

 

その患者さんは日中は症状はほとんどないのですが、夜になると、咳が止まらず、
胸が苦しい、という症状に悩まされ、眠ることができなくて困っている、とのことで来院されました。

 

喘息の症状に似ている?

 

自律神経とは、簡単に言うと
「自分の意思ではどうにも出来ない、自動的に動く体の大切な神経」です。

自律神経には交感神経と副交感神経という2種類があります。

人間の自律神経は基本的に、この2つの神経が交互に働き体のバランスを保っています。
大まかに分ければ、行動しているときの神経と、体が休んでいるときの神経です。

 

交感神経
・活動している時
・緊張している時
・ストレスを感じている時
に働く神経です。

体の各機関が緊張し、血圧が高くなり血流も促進され、体の各機関が行動する準備をします

副交感神経
・休息している時
・眠っている時
・リラックスしている時
に働く神経です。

体の各機関が弛緩し、血圧も緩やかになります。
体の各機関が休養をとる準備をするんです。

「交感神経」が働いている時には、体を消耗します。
「副交換神経」が働いている時には、身体を修復します。

この2つの自律神経は自分で意識的にコントロールできません。
ある一定の行動や外部からの刺激によってのみ機能するようになっています。

このバランスが崩れたとき、身体の調子がおかしくなるのです。

副交換神経の働く時間が短くなると、血流が悪くなり筋肉も硬くなります。
筋肉が硬くなると、ますます血流が悪くなります。
血の巡りが悪くなり肩首が痛くなったり、目が疲れたり、めまいがしたり、立ちくらみがしたり、体の機能が低下し、どんどん悪いループに陥っていきます。

たぶん、これ、現代人のほとんどの方が経験のある症状かと思います。
慢性的な疲れや倦怠感、肩首のコリ。

体をきちんと休養させられていないことが原因です。

この辺のお話はまたするとして…。

寝ている時は「副交換神経」が働いている時です。
血管はキュッと締まる働きをするんですよね。
肺の器官もキュッと気道が閉まるんです。

そうなるとどうなるかというと…。

気管支に炎症があったりしたら、呼吸が苦しくなってしまって咳がとまらなくなったりもします。

 

 

多聞先生
多聞先生

コロナの後遺症の方って比較的乾いた乾咳が多いと言われています。

 

交感神経が優位になると、気管支を広げやすいので、比較的呼吸もラクです。
逆に副交感神経が優位になると、気管支を閉じようとするので、呼吸が苦しくなってしまいます。

 

自律神経の作用

 

例えば、交感神経は汗を出します。

なぜそうなったかと言うと、緊張したら手のひらに汗をかいたりしますよね。

あれは、精神的発汗と言って原始的な人間の滑り止めとも言われています。
敵から身を守る時の戦う、もしくは逃げる時に危険を察知する時に汗をかくように出来ているようです。気道もすぐに動けるように、ということなのでしょうか?
広がって呼吸もしやすくなります。
逆に副交感神経が優位の時はリラックス時なので、完全にその逆です。
なので、寝ている時は気道も狭くなり、呼吸がしずらくなります。

もしもその気管支に炎症などあれば、気道が狭くなっているので息苦しくなってしまうんですよね。

こういう時は鍼の出番です。

患者さんの状況を見てですが、腎臓や肺、喉に効く経筋のつぼに鍼を打ちます。
そうすれば、咳が止まる、との嬉しいご報告もありました。

 

 

多聞先生
多聞先生

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