霊枢「九針十二原」という古典によれば、治療に使う針は、9種類あります。
現代の我々鍼灸師が使っている針はその9種類のうちの1種類です。
残りの8種類の針は、肉を切ったり皮を破ったり・・・
要するに今で言う外科手術のようなものに、使われていたモノ、
刺さずに体表に当てて使うモノ、などでした。
実際にその時代にいないので、見たわけでは無いのですが、石器時代の道具の発明のように石や木で作られていたものが今の金属でできている針の前身としてあったのではないか、と私は思っています。
九鍼の中の「豪鍼(ごうしん)」というモノ。
こちらが今普通に使われている鍼の名前です。
鍼治療の始まり
針治療の始まりは文献では
『鍼灸甲乙経』という本に書かれています。
昔々の中国でのこと。
頭の痛い人がいました。
その頭の痛い人はいつも頭が痛くて困っていました。
ある日その人は「やっぱり頭が痛いなぁ」と思いながら散歩をしていました。
石につまずいて膝を石にぶつけてしまいました。
するとどうでしょう、その時からあんなに痛かった頭痛が治ってしまいました。
その話を人にしたところ、頭痛と足は何か関係があるのかもしれないと研究が始まったということです。
頭痛と足のツボの関係が発見された、
そう中国の古典には記されています。
後、メーカーによって、持つ所色が違うからいろんな鍼に見えるのでは?
太さによって、持つ所の色を変えているメーカーもあります。
メーカーによって値段が違うので、安い鍼をたくさん使う人と、やや高価な鍼を少数使う方もいます。
そのへんは、医療機器カタログを見れば、一般の方もわかりやすいです。
今は、昔のような鍼は使っておらず、使い捨ての安全な鍼を使っています。
深く刺す時、浅く刺す時とそれぞれの治療者の方は変えていると思います。
他の先生方がどんな鍼を使っているのかは、実際聞いてみないことには分からないのですが、一般的には
セイリン社の鍼を使っています。
セイリン社が出してる鍼。
https://www.artra-store.com/product/seirin/
ここの鍼は専門学校卒業後直ぐの人や学生が使い安くて使ってます。
その他、使い捨ての安い鍼もあります。
安い鍼は技術が浅い人や下手の人は患者さんは痛がる事もあります。
あと、美顔鍼はもっと細く短い鍼です。
色々と種類があります。
刺激が少ない、小児鍼というものもあります。
同じ身体なので、大人でも擦るとか触るだけでも効果あります。
鍼の種類と治療法
ヒトコトで鍼灸治療と言っても治療する人によっていろいろな方法があります。共通するのは、身体の中の気の流れをよくしていくこと。現代に発達した電気鍼、耳針、レーザー針などを使う治療者もいます。
豪鍼の療法
範囲としては全身で、筋肉の痛みや神経痛などに使われています。解剖学的や神経学的な考えが治療法の中心になっています。
古くからの東洋医学の鍼療法
東洋医学的に診察法で(脈診・望診・舌診・聞診)で、患者さん体調や症状を診て治療法を決めて治療します。慢性病や内臓疾患、婦人科など、西洋医学では原因がわからないものを得意としています。
小児鍼
小児鍼は、病気の予防と健康維持を主な目的に、1歳くらいから10歳くらいまでの小児に対して行う鍼治療です。小児鍼は、専用の治療鍼による皮膚への軽い刺激などで、小児鍼の特徴は鍼を刺さないことです。
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