【症例紹介】大人の喘息

夜寝る時、咳が止まらず寝れないので、
病院に言ったら、喘息と言われました。

大人になってから喘息になることもあるんですね。

多聞先生
多聞先生

大人になってから

喘息になる方も最近増えています。

大人の喘息。

腎臓系が悪いと、水不足になって、身体が粘っこくなってしまう人が多くなり、咳をするのにも痰が絡んだりもします。

腎臓が悪くなると、呼吸を深く吸い込めなくなります。
だから、酸素が奥まで入りにくくなります。
浅い息になってしまうのです。

事実、呼吸はしっかり深くまで入れて肺でガス交換しないといけません。
中学・高校の頃に保健体育や理科で習った通り、酸素が足りないと赤血球の交換ができません。
赤血球は酸素を体内に隅々まで運んでくれるモノです。

 

多聞先生
多聞先生

酸素が運ばれないとなると、

元気がでなくなってしまいますよね。
理論的に考えたらわかりますよね

 

患者さんの例

その方は、胃の問題を抱えていて細くて、小さい女性の方でした。
もちろん、そんなに食べる人ではありません。

最近はコロナで外出することがなくなったので、
わざわざ食材を買い物しなくなりました。
食べるものがなくなったものだから、
スナックやチョコレートなどのお菓子ばかり食べていました。

 

多聞先生
多聞先生

それは、食べ物が悪いですね。
お菓子の食べすぎでも喘息になります!

肺が行っている呼吸のことを、東洋医学的には、”納気”と言います。

普段は胸のあたりだけで呼吸をしていても、お腹から呼吸をすると深い呼吸になります。
ですが、息をゆっくり深く吸い込もうと思ったら「腎」の助けがないと深く吸い込めません。

それはどうすればよいか、と言うと…。

丹田に意識を集中する(腎を意識)ことです。

息を吸い込む時に、お腹を膨らまし、息を吐く時には、お腹を減っ込めること。
言葉で言うと簡単なようですが、これには、腎の働きが必要不可欠になります。

「腎」が弱い人には難しいことなのです。

呼吸にとって意味がある、腎の気が「腎不納気」になると息切れの原因になります。

食事はカロリーをしっかり摂っていればいいってものではありません。
お菓子ばかり食べると、砂糖、塩、油のとりすぎになります。

多聞先生
多聞先生

過剰摂取は身体に悪いので、
気をつけた方がいいですよね。

まとめ

当院では、発作が起きていないときにも根本的に「喘息体質」を改善し、喘息発作が起きないようにしていく治療を重視しています。

喘息の根本原因は、胸の中の「痰」の存在です。
痰は、気管から出る粘液性の分泌物のことだけを指すのではなく、正常ではない病的な体液全体を指します。

痰が排除されれば根本的な「喘息体質」の改善が進み、ダニ、ハウスダスト、たばこの煙、台風の接近などの刺激が来ても、喘息の発作が出ることはなくなります。

 

多聞先生
多聞先生

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